cafeマリエに行ってきました!〜認知症マフとその他いろいろ〜

ニュース
ニュース

こんにちは!今日は先日に引き続き「cafeマリエ」に参加してきたので、その様子をレポートします!

「cafeマリエ」とは、認知症の当事者や家族の集いの場として有志団体が開催しているオレンジカフェ(認知症カフェ)の一つです。

その中でも「cafeマリエ」は若年性認知症に焦点を当てて開催されています。今回も新しい発見がありましたので、認知症に関わる人に役立てばと思っています。

認知症マフを触りました

今日は机の上に、毛糸で作った筒状の、ミトンのようなものが置いてありました。

これは「認知症マフ」というものです。

認知症マフは、認知症の方が落ち着けるように使うものです。

毛糸や綿を筒状に編み、筒の中に毛糸の玉や紐、プラスチックのフックなどを結びつけて作っています。

認知症の方の中には、不安になるとそわそわしてしまい、歩き回ったり、何か手近にあるものを触ってまぎらわせることがあります。

このマフは、そのような時に手元を落ち着かせることができるというものです。

筒の外の装飾もカラフルで、温かみを感じる可愛らしいデザインでした。

認知症マフはイギリス発祥で、日本では朝日新聞厚生文化事業団の方が普及を目指して活動されているようです。

その活動が日本各地に広がり、今では自分たちで手作りのマフを編んで作ったり、配布をしている団体もあるようなので、気になる方はチェックしてみてください!

関連記事・ページ

ストレス軽減効果も! イギリスから来た「認知症マフ」は手も心も柔らかく | なかまぁる
イギリスで、認知症高齢者のケアのために筒状のニット製品が使われています。カラフルで、ボタンやリボン、毛糸のポンポンが筒の内外を彩ります。手を入れるとふんわりあったかい。飾りを触って楽しみ、ホッと落ち着くといいます。日本でも広めようと...
「認知症マフを作ろう!」- 朝日新聞厚生文化事業団
朝日新聞厚生文化事業団は認知症の人にやさしい地域づくりの取り組みとして、 「認知症マフ」の普及活動を行っています。このWebサイトではマフについてのコンテンツをお届けします。。

奥さんが若年性認知症に。介助の男性の意見交換も。

今回のcafeマリエには若年性認知症の方とそのパートナーの方を中心に、13人ほどが集まりました。

服用している薬の効果や運動の様子、苦労していることなど、知らない情報はとても参考になりました。また話している人も、自分やパートナーのことを気兼ねなく話す中でリラックスできているようでした。

ここ7年ほどずっと参加されているという男性の方から話を聞くと、

  • 妻が若年性認知症になった時、肌のケアをどうしてあげればいいかわからなかったが、cafeマリエで女性からやりやすい方法を教えてもらえた
  • 女性ものの衣服を買うために売り場に行くのは抵抗があったが、ネットで買うやり方もここで分かったし、今では店員さんに話を聞くこともできている
  • 薬の処方やお医者さんとのコミュニケーションについて、ここで意見交換をしたことでより良い治療法を探すことができた

と、この場がパートナーにとってより良いケアを探せる場所になっていることがよくわかりました。

cafeマリエで若年性認知症の「ほんとう」がわかる

この場を主催している中島さんに話を聞くと、若年性認知症の患者さんはいわゆる普通の認知症の方よりも数が少ないのに、症状の進み方などは多様なため、最適なケアを見つけることが難しい、ということを教えてもらえました。

また、男性の方は家事に不慣れで、かつ人に相談することもあまりないので、このような場所は特に男性にとってありがたいそうです。

中島さんにはその他にも若年性認知症を取り巻く制度や取り組みを教えていただき、この記事を書いている私もとても参考になりました。

この記事が、若年性認知症で悩んでいる方や関係する方の助けになれば幸いです。

cafeマリエは月に1回開催されているので、気になった人はぜひ尋ねてみてください!

渋谷区オレンジカフェ | 認知症の人とその家族への支援 | 渋谷区ポータル
認知症の人や家族、地域の人など誰もが参加でき、懇話や交流ができる場です。

前回の記事はこちら

こちらもおすすめ

Vinman
Vinman

京都大学卒業後、とあるIT企業に勤務しながら、スキル向上のため「ナースイッチ」を運営。ビジネスと思想をつなぎ、より多くの人が目標に向かえるよう奮闘中。

コメント

PAGE TOP

Nur-switch|ナースイッチをもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む

タイトルとURLをコピーしました