Q.死にたいと言っても、冗談だと流されてしまいます。

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A.言葉のちょい足しを意識してみましょう。

もし、あなたが「死にたい」と言った時に、それを冗談だと思っている人は、どんな考えでそう言っているのか、考えてみます。

「どうせこの人は死なないで生きているでしょう」や、「この人は死ねないでしょう」という、“死”を達成するかどうかの結果に着目してしまっているのです。

死にきれない時には、「結局言葉だけで言っていた」と思うだろうし、死にきれた時には、「あの言葉は本当だったんだ」と思うわけです。

つまり、「死にたい」を単品で使ってしまうと、“未来のあなたが生きているかどうか”に注目がいってしまい、今のあなたの辛さには気づいてもらえなくなってしまいます。

でも、あなたが言葉にした“死にたいくらい辛い気持ち”というのは冗談ではないし、嘘でもありません。

「死にたい」と言葉にする時は、

誰かに死にたいと伝えて、引き止めて欲しい時もある。

そうではなくても、死にたいくらい辛いよ、と理解して欲しい時もあります。

まずはそれを受け入れて欲しいのです。

それをふまえて、必要なのは、「死にたい」ではなく「死にたいくらい辛い」という言葉のちょい足しです。そうすれば、相手の注目を、今のあなたの気持ちに向けてもらえるかもしれません。

「死にたいくらい嫌なことがあった」

「死にたいくらい辛い」

そんな言葉のちょい足しを、意識してみましょう。

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看護師S田さん

エビデンス中毒、いわゆる「エビ厨」を自称する京大出身の生意気な看護師。
「根拠に基づく看護(EBN)」の普及のためにNur-switchを設立し、論文レビュー記事から雑記ブログまで幅広く執筆。
臨床に立ちながら精力的に記事を更新中!

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