最先端AIに看護師国家試験を受けさせてみた

看護師

時代はAI。

これまでの常識が目まぐるしく覆されていっています。

さて、今回は看護師の国家試験を最先端AIである”Bing AI”に解いてもらおうと思います。

果たしてAIは看護師国家試験でどのような解答をしていくのでしょうか!!! それではいきましょう!

ルール説明

今回のルールについて説明していきます。

看護師国家試験は午前と午後で丸1日行われ、必修問題と一般問題の2種類の出題があります。

中でも必修問題は、午前25問、午後25問の計50問で、40問以上の正解をしなければ足切り不合格になってしまうのです。

そこで今回は、第111回看護師国家試験の過去問題の午前の必修問題25問をBing AIに解いてもらうことで、合格目安である20問を超えることが出来るのか検証していきたいと思います。

Bing AIでは、会話のスタイルを選択できるため、今回はもちろん“厳密”を選択!

そして、国家試験の過去問題と解答に関しては厚生労働省のHPよりダウンロードして閲覧することが出来ますので、興味のある方はページ末尾にあるリンクから実際に解いてみてください!

気になる結果は・・・

いい感じですね~~~!

この調子でどんどん投げていきます!!

●衝撃の結果が・・・

1✕(時事)1019
211✕(図)20
31221
41322
51423
6◎!1524
71625
817  
918✕(図)  

なんと、25問中21問正解です!!!

このペースであれば国家試験の必修は突破と言っても過言ではないです!!

逆に、どうして4問間違えたのか、気になりますよね???
ここから、珍プレー好プレーも合わせて、名場面を見ていきましょう。

〈爆笑〉珍プレー好プレー集

さて、AIが唯一不正解を叩き出したのがこちらの問題でした。

AIの回答は3番ですが、みなさんはどれが正解だと思いますか?

これ、実は正解は1です。

ちなみに、もう一度同じ質問をしてみたところ・・・

なんと・・・

真逆の回答をしているではありませんか・・・

そしてこちらは正解です。

1回で正解に辿り着けていれば正解だったのに!!と悔やしい一面もありました。

【ファインプレー】

「え!?!?!?答え2つ??」

って思いますよね。

看護師の国家試験はたまにやっちゃうんです。

答えが2つ存在する作題ミス・・・

しかし、それをも見抜く解答!さすがAIです。

そして、AIが会話の内容も判別して回答しているというのがわかるのがこちらのやり取りです↓

会話文の構造を正確に分析した上で返事を作成していることがよくわかりますね。

ちなみに、不正解となった問11、18は図を見て解答するものでした。

その様子がこちらです↓

そりゃそうだ。

まとめ

今回は最先端AIの1つであるBing AIに看護師国家試験の必修問題を解いてもらいました。結果は合格ラインの得点率ということで、看護学生顔負けの得点力になりましたね。

唯一の失点になった部分からわかったこととして、Bing AIは「最適解をネット上から拾ってくる」ものであって、正しい解答を導き出すものではないということです。

つまり、ネットに誤った情報ばかりが流れていたら、AIの生成する解答の妥当性はかなり低いものになることでしょう。

僕たちNur-switchも、根拠をもった情報をみなさんに届けられるように日々向き合っていきたいと思います。

これからは、看護師の学習に関してもAIが役立っていくかもしれません。そんなワクワクした未来を、一緒に作っていきましょう。

それではまた。

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参考サイト

Bing AI

厚生労働省HP 『第108回保健師国家試験、第105回助産師国家試験、第111回看護師国家試験の問題および正答について』(最終閲覧:2022.03.08)

第108回保健師国家試験、第105回助産師国家試験、第111回看護師国家試験の問題および正答について|厚生労働省
第108回保健師国家試験、第105回助産師国家試験、第111回看護師国家試験の問題および正答について紹介しています。
看護師S田さん

エビデンス中毒、いわゆる「エビ厨」を自称する京大出身の生意気な看護師。
「根拠に基づく看護(EBN)」の普及のためにNur-switchを設立し、論文レビュー記事から雑記ブログまで幅広く執筆。
臨床に立ちながら精力的に記事を更新中!

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