潜在看護師が復職しない2つの理由!どうすれば復職できる?

  1. 潜在看護師とは?
  2. 潜在看護師が復職できないのはなぜ?
  3. 看護師が復職できる方法とは!
  4. 復職以外で看護師の資格を活かすなら
  5. 潜在看護師が資格を活かす道はたくさん!

潜在看護師とは?

潜在看護師とは、「65歳以下で看護師の資格を有しているが臨床現場で働いていない看護師」のことです。

少し古いですが平成24年の厚生労働省の調査によると¹⁾看護職員の退職理由は「その他」と回答した人を除いて、順に「出産・育児のため(22.1%)」「結婚のため(17.7%)」「他施設への興味(15.1%)」となっております。また、同調査によると約71万人の潜在看護師がいるそうです。

このデータから多くの看護師が、結婚や出産などのライフステージの変化によって退職していることがわかります。そしてそのまま潜在看護師となるパターンが多いのではないでしょうか?

そして令和2年の大阪労働局の調査によれば²⁾潜在看護師の85%が看護職への復帰を希望しているそうです。復職希望者が多く、現場でのニーズも高い看護師ですがなぜここまで潜在看護師が多いのでしょうか?解説していこうと思います!

潜在看護師が復職できないのはなぜ?

大阪労働局の調査²⁾によると大きく2つの理由があるようです。

①育児・介護に関する理由

②現在の医療技術に対する不安

順に解説していきます。

①育児・介護に関する理由

看護職に復職できない理由として「夜勤ができない」「急に休みが取れない」「子供を預ける所がない」「介護のため」など子供や家族が原因の理由が挙げられます。

看護師が働く現場の多くは、夜勤や不規則勤務があります。小さい子供などがいると夜勤や残業が難しくなります。さらに近年保育園などに子供を預けるのが難しくなっているためより復職できなくなっていると考えられます。

②現在の医療技術に対する不安

①の理由などで退職期間が長くなると日々進歩している医療についていけるか、より不安を感じやすくなります。

看護師が復職できる方法とは!

上記で看護師が復職できない理由を述べました。いずれの理由でも復帰していきなり退職前のように働くことは難しいと思われます。では具体的にどうやったら復職につながることが出来るのか、紹介していきます。

①育児・介護により復職がしにくいと考えている場合。

育児の場合、病院によっては院内保育が充実している場合があります。近年の需要により少しずつ増えてきているので、お近くでそういった病院を探してみてください。

育児や介護で家族の協力が少しでも得られ、自分一人で動ける時間がある方は勤務時間がフレキシブルに調整できることが多い介護系の施設がおすすめです。特にデイサービスなどは残業がほぼなく、身体的負担も少ないところが多いので良いと思います。

また、クリニックや診療所は午前のみ、午後のみなど選ぶことが出来る場合が多いので子供が学校に行っている間少しだけ、などといった働き方ができます。

②医療技術に不安がある場合

研修が比較的充実している大学病院などは、入職時にブランクによる不安があることを伝えておけば配属や教育体制を病棟の教育担当者などが検討してくれることが多いです。それでも不安であれば、単発バイトや派遣看護師として期限付きで様々な業務を経験することで慣れながら緩やかに復帰を目指すことも出来ます。

復職以外で看護師の資格を活かすなら

病院や医療系の施設以外にも看護師の資格を活かすことが出来ます。

①医療系のライター

②看護教育系の教材制作

これらは在宅でも行うことができます。

③治験コーディネーター(CRC)、臨床開発モニター(CRA):直接医療行為をすることはないですが、治験に参加する患者さんとも関わるので看護師の経験や知識を活かすことが出来るでしょう。

④企業や大学の医務室:職員や学生の健康を守ります。

⑤クリニカルスペシャリスト:医療機器などの営業を行ったりそれをサポートします。

⑥保育園:0~1歳児の担当になることが多いです。子供が好きな方にぴったりです。

⑦看護教員:大学や専門学校などで学生に講義を行ったり実習を行ったりします。

病棟や医療施設で患者さんを対象にして働くことばかりではなく、様々な場所で働くことが出来ます。

潜在看護師が資格を活かす道はたくさん!

3.で紹介したように、看護師の資格と経験があれば本当にいろいろな道で活かすことが出来ます。医療系の専門職への期待が高まり、一般企業などでも医療や介護の知識や経験を持っている人材へのニーズが高まっています。もしあなたが復職に悩んでいるのでしたら仕事のジャンルを拡大して考えてみてください!きっとあなたにぴったりの職場が見つかると思います!

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参考

1)厚生労働省「看護職員の現状と推移」

(参照2020/1/18)

2)大阪労働局「『潜在看護師に係る意識調査』結果とりまとめ」

(参照2020/1/18)

看護師S田さん
看護師S田さん

京都大学卒業後、とある病院で看護師として勤務しながら、看護師の知識向上のため、「ナースイッチ」を創設。日々臨床と研究を両立しながら看護に向き合っています。

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