こんにちは、精神科ナースのS田です。
ケアストレスカウンセラー特集の2本目、試験当日編です。
前回の記事で試験までの流れと準備を紹介しました。ご覧になっていない方は是非そちらから先にご覧ください。
今回は試験当日の流れや問題、難易度についてまとめていきます。
それではいきましょう!
もくじ
実際の試験の流れ

CBT試験となっているので、試験会場でパソコンをカタカタする受験方式となります。
受付で本人確認と注意事項の説明を受けると、当日のIDと座席表、そしてA41枚のメモ用の白紙を渡されます。
会場の無料ロッカーに私物を預けて時計や筆記用具も持ち込まずに試験会場に突入します!
試験会場はパソコンがたくさん並んでいて、パーテーションで仕切られている場所でした。
静かな部屋でクリック音だけが響いている、なんとなく緊張してしまう雰囲気です。
座席にはパソコン以外に、メモ用のペン、耳栓、困ったときのインターホンがあります。
耳栓はご自由にどうぞという感じですが、僕は使いませんでした(笑)
受付時に渡されるIDをパソコンの画面に入力すると、操作方法の説明の後に試験スタートです。
最後に「試験終了」のボタンを押して結果を見ることが出来ます。
個別対応の試験なので、制限時間の60分より早く終了した場合は早めに終わることも可能です。
その場で即座に結果がわかるので、「試験終了」ボタンを押すまでに少しもじもじしながら躊躇ってしまいました(笑)
試験の内容と手ごたえ
試験は60分で、大問が25種類、回答項目は合計81問でした。
81項目の構成は、大問14問に○×問題などの小問がそれぞれ5問(14×5=70)と、選択問題が11問で計81問です。
(試験によって若干の誤差があるかもしれません)
また、問題構成は
- 基礎事項(大問1~18)
- 応用事項(大問19~23)
- 実務事項(大問24~25)
と試験結果のスコアシートに記載されていました。
僕が受験した回では最後の問題は事例問題となっていて、実際の事例に対してどのような関わり方をするのが適切かを選択する内容でした。
公式テキストの練習問題と同様の問題が約半数出題されていたので、テキストの問題をきちんと学習すれば半分の得点は可能です!
(ただし言い回しが少し変えてあるので、丸暗記はオススメしません)
S田的なケアストレスカウンセラーの難易度
このケアストレスカウンセラーの試験の難易度を以下の3つのバックグラウンドによって分けて解説します。
- 心理・精神系の学習の入門者
- 精神科以外の看護師や看護学生
- 精神科看護師
心理・精神系の学習の入門者の方について
この資格の取得そのものは難しくはありません、しかし、このテキストの構成や完成度を考えると、1度他のテキストで知識を理解した上で臨むことをオススメします!
(テキストの内容紹介はこの記事の続きで書きます!)
また、この資格取得を通じて得る知識は仕事以外でも身近にストレスを抱えている人に活用できます。精神疾患やストレスへの理解を人間関係の向上にもつなげることができます。
精神科以外の看護師や看護学生の方
精神看護学の基礎や演習で学習した範囲がほとんどを占めているので、この試験の出題内容を見れば「あー、見たことある!」という反応をすることがあるかと思います。
患者さんとのコミュニケーションに関する知識を追加の学習で補えば取得は可能です!
精神科の看護師を目指している看護学生の方は、在学中に取得すれば就職にも役立つかもしれません。
精神科看護師の方
僕の場合もそうですが、知識としては理解している内容がほとんどです。
テキストを活用して「あー、こんな空気感で出題してくるのね、なるほどね。」と把握すれば合格は難しくないでしょう!
普段の自分の知識の確認や、「自分の普段の勉強でこんな資格が取れるんだ!」という達成感のために活用するのもいいかと思います。
ケアストレスカウンセラーへの挑戦の振り返り
今回このような挑戦をしてみて、僕の中での振り返りをしてみたいと思います。
まず1番大きかったのは、社会人になってからこのようなハラハラドキドキするような試験を受ける経験はかなり減ったことを認識しました。
そして、このように受かるか落ちるかの試験に向けて勉強すること自体が僕にとって大きな刺激になりました。
これだけでも、お金を払って受験した価値があると思っています。
ちなみにS田の結果は合格でした!!!
スコアシートはこんな感じです

ところどころミスをしてしまいました・・・・
正直なところ、いくつか「これでいいの?」という問題もありました。
ケアストレスカウンセラーの合格に関して、この資格がどんな意味を持つのかはまだわからないため今後実感していくことかもしれません。
そして今回この企画を通して、僕自身が勉強好きだという事実を再確認出来ました(笑)
以前民間資格の紹介記事に書いたように、日々の学習の腕試しやハードル設定として、是非みなさんにも活用していただければと思います。
そして、今後も是非Nurswitchがみなさんのお役にたてればと思います。
僕自身は他にも検定資格などに挑戦していく予定なので、是非他の記事もご覧下さい!
それではまた。
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