今日は、AIが発展した未来で、精神科の医療のお仕事はどうなるかについて考えていきたいと思います。
結論として、AIがどんなに発展しても、精神科は人間の仕事であると思います。
最近の技術の発達で、AI のチャットツールはかなり進歩しました。調べて欲しいことを調べてくれたり、解決方法を提案してくれたりと、こちらの投げかけに対してそれぞれ適切な回答が返ってくるようなツールが存在しています。
ただ、それでもやっぱり精神科の領域っていうのは看護師や心理士さん達が関わる領域なんだなって、僕はとても思っています。
どうしてかと言うと、精神科を受診するような心が弱い人、あまり強くない人というのは、誰かに悩みを打ち明けたり、誰かに聞いてもらう時に何かを求めているのかと言うと、そうではないんですよね。
聞いて欲しい、自分の気持ちを受け止めてほしいっていう思いがあって、誰かに打ち明けたりとか声をかけたりしていることの方が多いです。
特に女性の方がそういう性質があると言われますが、悩みを相談した時に、別に答えが欲しいわけじゃなくて、聞いてて欲しいという経験もあるかもしれません。
そのコミュニケーションは生産的ではないかもしれませんが、それがまさに「承認」というものです。
AIのチャットツールに対して、「今日嫌なことがあったんだ。こんな風につらかったんだ」と言うと、「それはつらかったですね」と自動で文章が生成されますが、その文章からは「君は一人じゃないよ」っていう安心を実感できないんじゃないかって、僕は思います。
どうしても漠然とした不安だったりとか、孤独感だったり、もう「世界に自分一人きりなんじゃないかな」「誰も周りにいないんじゃないか」と思ったりした時に、それをAIに打ち明けた時、多分きちんと返答はくるけれど、自分のその欲求や、本当に満たされたい部分は満たされないんじゃないかなと思います。
SNSでは例えばTwitterで不特定多数の人に発信して誰かがレスポンスしてくれると、「私の居場所はここなのかな」と感じたりします。
この反応は文面だけ見ればAIと変わりませんが、画面の向こうには人間がいるということを忘れないでください。
その人とつながっているという感覚が、悩み相談だったり辛いことの捌け口には必要なのかなと思います。
だから、どんなにAIが発展しても、精神科の看護師、心理士、カウンセラーなど、人間が関わる職業は必要とされ続けると思います。
社会が回っていく上で、ある程度はお金が関係してくることもありますが、このお仕事は人間の専門性という面で必要とされていくのではと思います。
だから、AIの時代でも負けないように、一緒に頑張っていきましょう。
今後も様々な内容やトピックを発信していくので、もしよかったら聞いてください。よろしくお願いします。
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コメント
未來,AI在精神科的輔助的程度到底如何,真的難以預料。