元看護師、精神疾患、そんな私が見ている世界

看護師

今回は、元看護師、精神疾患と共に生きながら、表舞台に立っている方を紹介させていただきたいと思います。

一人称の当事者だから見える世界。それを共有していく記事にします。

誰のことなのか、答えは最後まで読んで確かめてみてください。

それではいきましょう。

看護師として歩んだ時間。

私は、元々裕福な家庭ではありませんでした。

よくドラマで見るような、そんな家で育った私にとって優先したかったのが「手に職をつけること」でした。

そこで選んだのが看護師です。

たぶん、同じような理由で看護師を目指した人も多いんじゃないでしょうか。

そして、元々自分の興味のあった美容の看護師になるために、一生懸命勉強して、なんとか国家試験と就職試験を通過しました。でも簡単にはいかず、そこからいくつかの遠回りをして、1つの美容外科で働くことになりました。

最初はとてもやりがいがあって、楽しく感じていたことが多かったです。

でも段々と自分の中に違和感があることに気付きました。

それが「この仕事は自分じゃなくても出来る」

私じゃなくてもいいのに、この仕事をやっている。と思ってから、仕事での時間が進むのが一気に遅くなったのを今でも覚えています。

「あ~、早く終わらないかな」なんて考えながら働くの、しんどいですよね。

そこから、自分の輝ける世界を求めるようになっていきました。

向き合った心の中。

私は、3つの精神疾患を持っています。

それが、双極性障害、ADHD、境界性パーソナリティ障害です。

自分ではコントロールできないような気分の波に追い込まれて、世界の中に自分が一人きりになる感覚になり、布団から出ることすら出来ない時があります。

ついさっきまで楽しく過ごしていたのに、突然世界が反転するくらいのどん底に突き落とされる感覚になります。

精神科で診断を受けてから、初めのうちは薬を飲んで治療をするようにしていましたが、知り合いや同じ悩みを抱える人がいわゆる“薬漬け”にされていくのを見て、依存してしまう不安や薬へのコワさから、薬に頼らない生活をするようになりました。

自分で出来る限りコントロールして日常生活を送るようになり、それでも制御できない時には仕事を休ませてもらってなんとか助けてもらっています。

最初のうちはかなりキツかったけれど、だんだん自分の症状について理解出来るようになっていきました。

今では新たなステージで。

自分が自分らしく輝ける場所。

自分だから出来る仕事として私がたどり着いたのが、今のお仕事です。

看護系の医療職ではありませんが、人を元気づけるために活動しています。

そして、仕事をしながらSNSでの発信にも力を入れています。

私がInstagramやYouTubeなどで精神に関することを発信するようになったのは、自分と同じ悩みを抱えた人が救われるようなことをしたいからです。

正直、はじめは「あるあるをやりたい」「有名になりたくて、共感してもらえるものを見つけたい」という思いで何が良いか探しました。

でも、今までの自分についてよく考えたら、共感されるものが少なかったんです。幼稚園から少数派、みんなの普通がわからない、そんな生き方をしてきた私がたどり着いたのが、今のように少数派の人に寄り添った情報発信です。

精神疾患の人目線でみたあるあるを書いて紹介したり、特有の悩みについて紹介したりすることで、「1人じゃないよ」ってみんなに思ってもらえるようになりたいです。

今では、私の投稿した内容にコメントがたくさん来て、みんなの居場所になっていく感覚がとても嬉しいです。

そんな“わたし”の正体は・・・

ここまで、1人の私として、リアルな心の中を喋ってみました。

元看護師で、精神疾患と共存しながら、今のお仕事をしている自分について、表舞台ではなく“ありのままのリアルな自分”を伝えてみました。

そんな私の正体は、

バーレスク東京のティファニーです!

きらびやかな夜の世界で、ステージに立つお仕事をしています。

最近ではTVの番組にも出演させていただいたりと、メディアに出していただく機会がだんだんと増えてきました。

それでも私が、   SNSで精神について発信するのにはワケがあります。

それは、

味わった人しかわからない孤独がある。精神疾患は馬鹿にされるし、言いにくいところがあります。でも、今、辛いと感じている人でもこれから良くなると思いたい。

そんな願いを込めて、少しでも支えになれるような発信をしていけたらと思っています。

これからも、わたしのことをよろしくお願いします。

あとがき

Nur-switchは、看護師のための情報を発信しています。

これまで登場人物は医療関係者だけで構成していましたが、今回は特別に許可をいただいてバーレスクのティファニーさんに心の内を聞かせていただく機会をいただきました。

元看護師で、心の病と闘いながら社会で活躍しながら、同じ境遇の人を少しでも助けたい。

そんな熱い想いが伝わってくる、とても貴重な取材でした。

最後まで読んでくださってありがとうございます!

この記事を読んでティファニーさんが気になった方は、下のリンクから是非チェックしてみてください!

そして、心について気になった方は、Nur-switchの他の記事も是非ご覧になってください!

僕らは、これからもメンタルヘルスで悩む方の味方でいます。

それではまた!

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看護師S田さん

エビデンス中毒、いわゆる「エビ厨」を自称する京大出身の生意気な看護師。
「根拠に基づく看護(EBN)」の普及のためにNur-switchを設立し、論文レビュー記事から雑記ブログまで幅広く執筆。
臨床に立ちながら精力的に記事を更新中!

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