どうも、なーすいっちのS田です。
今回は時事ネタとして世間を騒がせている「Fラン大学まとめ」について京大出身の目線で思っていることや感じることを綴ってみたいと思います。
「Fラン大学まとめ」騒動について
そもそも今回のFラン大学騒動は、新卒者向けの就活情報サイトである「就活の教科書」が「行く意味ある?Fラン大学まとめ」という記事を掲載したことで炎上したというものです。
そのサイトは直近でも「底辺の仕事ランキング」という記事で炎上した経緯があり、なかなか社会を騒がせているページになっています。
なんといっても記事では「Fランク大学とは定員割れか偏差値35以下の大学のこと」と定義した上で、当てはまる大学の一覧を「世間一般的にみたFランク大学一覧表」と「偏差値35以下の真のFランク大学一覧表」に分けて実名で列挙しているのです。
この中に名前を挙げられた大学に一生懸命通っている方からすると、かなり不愉快な思いをすることは容易に想像できます。
“Fラン大学”の定義について思うこと
Fラン大学という言葉そのものは僕が学生の頃からありました。
「Fランク」が語源であると推測されていますが、「じゃあCランクってどれくらい?」と聞いて答えられる人はほとんど居ないのではないでしょうか。
Fランクという言葉には「一流とは離れた低いランク」という真の意味が込められている俗語であることがうかがえます。
とはいえ、学生時代には「京大は実はFラン以上にFラン」という言葉を耳にするほど「社会に適合していない人が多い」という意味で遣われていた記憶があります(笑)
実際に、着物を私服にして毎日登校していたり、ペットとしてアヒルやクジャクを飼育する同級生も居たので、一般社会から離れていたのは事実です。
とはいえ、Fランクという言葉は必ずしも蔑むための悪口として遣われていたのではなく、「人とは違う自分達」を主張する側面を持ったポジティブな意味で使用することも見受けられました。
Fランという言葉の定義づけは数字での評価だけでは難しい内容になりますが、聞いていていい気分にならない方が多いのは事実です。
また、今回話題になったサイトの中に紹介されていた「世間一般的にみたFランク大学一覧表」の中には商科大学、芸術大学、看護大学などの専門領域を扱う大学の名前も入っており、単に偏差値だけで社会は回っていないのだと考えさせられる側面を感じました。
S田の本音
申し訳ないことに本音を言わせていただくと、レベルでしかない大学の学歴を重視する人はたいした社会人ではないと感じてしまいます。
事実として旧帝国大レベルの大学を卒業していれば、論理的思考力や学習に対する根性や前向きな姿勢を推定することはできます。
しかし、柔軟な発想や鋭い機転などを兼ね備えた人は中卒高卒であれ“Fラン”であれ居ますし、Fランと呼ばれるところで愚直な努力を積み重ねられる方もいます。
定員割れや偏差値で決めない
何を学びたいか、何をやりたいか
これに尽きると思います。
高卒の社長や京大卒のニートなど、学歴は通過点でしかないのです。
まとめ
今回のFラン騒動によって大学の偏差値や学歴についてネット上では様々な意見や偏見が飛び交っていますが、学歴関係なくみなさんの日々の努力が少しでも前に進むように願っています。
【参考サイト】
【行く意味ある?】Fランク大学一覧 | Fラン大学の実態,偏差値,女子あるあるも

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