A.時間か、場面かでリズムを見つけてみましょう!
頓服薬で飲むお薬の中で、特に精神科の薬については「不安な時に飲むお薬」「落ち着かない時に飲むお薬」など、使い方がざっくりとしていて“よくわからない”という方も多いですよね。それに、強いとか弱いとか、早く効くとかずっと効くとか、種類もそれぞれです。
頓服の飲み方には、辛くなる前に飲む(辛くなりそうな時に飲む)という予防的な飲み方と、辛い時に飲む(辛い気持ちになってから飲む)という対症的な飲み方があります。
患者さんの多くは、辛い時に飲むのはわかる、できるそうです。そこで重要になるのは、予防的に使えるかどうかです。
ここで僕がお伝えしたいヒントは、時間と場面でリズムを探すことです!
時間的な飲み方は、夕方に調子が崩れるから何時頃になったから飲もうとか、例えば寝る前の薬を飲んでいるけれど、夜の0時になっても眠れないくらい不安な時には飲もうとか、
時間の目安をつけて飲むことです。
実際に僕の患者さんで居た例だと、寝る前の薬を飲む1時間前に不安時の頓服を飲むと、ちょうど効き目が出てきて心が落ち着くし、眠剤も合わせてぐっすり眠れるという方もいました。
もう一つは場面で飲む方法です。これはよく使えている方が多い方法で、“〇〇する前に飲む”というように、場面ごとに飲む目途をつけておくことです。会議の前に飲む、電車で嫌な思いをしたことがある人は通勤前に飲む、学校に行く前に飲む、などです。
これらを試してみる上で、1日の飲める回数と、眠くなるかならないかはちょっと頭の中に入れておくといいかもしれないですね。
そうは言っても、予期せず起きたことに対してや、自分の気持ちをあまり把握しきれない なっていう方は、「辛くなった時に飲む」という使い方で十分です!
使うコツは、薬によっても違うので、是非気軽にご相談ください!
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