おじいちゃん、おばあちゃんになると、なかなか飲み込みが大変で・・・
ムセてしまうのが怖い・・・
いくつになっても口から食べたい・・・
なんてお悩み、介護の現場や医療現場で実際に耳にします。
「そんなのまだ自分には関係ないよ」なんて勘違いしていませんか?
家族のお世話の時に、自分の老後に絶対に押さえておくべき必修事項を今回紹介していきます。
是非最後まで読んでいってください!
ムセと肺炎の原因はココにある!!
高齢者の死亡理由の上位に肺炎があります。
新型コロナウイルスの合併症として、危険度が認知された肺炎ですが、実は高齢者の肺炎の原因の多くは誤嚥によるものです。
誤嚥性肺炎は、食べ物や唾液が間違って食道ではなく気管に入り、肺で炎症が起こることが原因です。
じゃあなんでそんなことが起きるのか・・・
それは、「気管」と「食道」はノドで交差しているからです!

でも、ノドで交差している空気と食べ物を別々の通路に誘導するのなんて調節できないよ・・・
そこには、飲み込む時に使う「ごっくん筋」が関係しています。
そのごっくん筋が衰えることによって、ノドの交差点で事故が起こりやすくなり、ムセや肺炎に繋がってしまうのです。
「じゃあどうすればいいの?」
答えは・・・
筋トレです!!
という本を読んでみたので、今回は実は「S田が読んでみた」という書籍レビューの記事です(笑)
とうとう序盤にタイトルにすら書かなくなってしまいましたね(笑)
早速紹介していきます!!
ノドの筋トレで何歳からでも若返る!

いくつになってもしっかり食べ物を食べて、健康的に過ごしたい。
誰しもそんな希望を抱いています。
そのために必要なのは、「ごっくん筋の筋トレ」です!
でも筋トレって若者がやるものでしょ
そんなことありません!!!
いくつになっても、トレーニングによって筋力が向上するというエビデンスがあるのです!!!
今回紹介する書籍『ノドトレ』には、具体的なノドのトレーニングがいくつか紹介されています。
あごの下に両手を当てて、ぐっと力を入れます。
その手をあごで押し返すように口をパクパク開ける運動。
こんな一文で内容が伝わるほどシンプルで簡単なのです!
ウソだと思ったら、もう一度文章を読みながら実際にやってみてください!
できたでしょう?
ちなみに、介護の現場でレクリエーションとして実施されている“パタカラ体操”という体操では、舌の動きを訓練しまが、ノドトレでは嚥下に関わるノドの筋肉を鍛えています。
今まで取り入れてきたお口の体操に、新しい項目として取り入れるだけで効果的にノドも鍛えることが出来ますね。
まとめ
今回の内容をS田的にまとめると・・・

この本の内容は、看護師、介護士、言語聴覚士などの幅広い分野に渡って活用できる内容になっています。
そしてそして、看護学生が実習で「介入を考えてきて!パンフレットを作って患者さんと一緒にやってみて!」なんて課題が出された時にも、この本の内容をそのままフル活用して突破できます!!
メカニズムについても丁寧な説明があるので、レポート課題にも対応可能です(笑)
書籍のリンクはこちら↓
Nur-switchでは他にも役立つ資格や知識について紹介しています。
是非ご覧ください!
最後まで読んでくださってありがとうございます!
それではまた!
【参考文献】
『ノドトレ: いつまでも美味しく食べたい人のムセと肺炎知らずのノドの筋トレ5秒メソッド』 西尾正輝
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