お久しぶりです、精神科ナースのS田です。
今年の2月から、更新頻度が下がってしまっているNur-switchですが、投稿者であるS田の近況についてブログとして書いてみたいと思います。
まず、ここ最近は本当に様々な問題がありました。
詳細に関しては守秘義務との兼ね合いで言えないことも多いですが・・・
そのうちの1つが患者さんからの盗撮被害です。
勤務中に「あれ?」という違和感に気づいて、いつもお世話になっている先輩ナースに相談し、対応してもらいました。するとフォルダからはS田の動画が・・・・
内容や動画の長さや意図に関わらず、本当に不快な想いをしました。
入院患者さんだからといって、看護師に何をしても良いわけはありません。
そしてその出来事をきっかけに、自分は誰のためにこんなに辛い想いをしているのだろう、自分をそんな風に傷つける相手に提供する看護ってなんだろう、と考えてしまいました。
要するに“建設的な病み期”のような時期を迎えていました。
その後も仕事においてはとても居心地の悪い期間が続き、自宅ではあまり看護に関することは考えたくない期間となってしまいました。
精神科は感情労働と言われますが、僕自身のこの生々しい現状も含めてブログとして残しておけたらと思います。
そしてもう1つ、大きな出来事があります。
それが、来年度からの部署異動です。
僕の務める病院は精神科単科のため、これからも「精神科ナースのS田」であることは変わりませんが、対応する患者さんの層が変わること、環境が変わることがとても大きな不安とストレスになっています。
ただ、「後輩は絶対守る」というポリシーで仕事をしてきた僕が、本当に大切にしてきた後輩たちみんなが悲しんでくれているのが、今までの僕の努力への称賛なのではないかと感じています。
本当は今のところでもっとこんなことを出来るようになりたかった。
もっと先輩から学びたかった。もっと後輩に色々伝えてあげたかった。
そんなセンチメンタルな気持ちを抱えて過ごしています。
とはいえ残り少しの期間、まだ出来ることがあるので、全力で取り組んでいきたいと思っています。
そして、新しい病棟では今までと違う世界が見られるので、また学習を深めながら臨床とエビデンスの橋渡しをしていきたいと思います。
年度の変わり目、多くの人にとって「新生活」が待っているのではないでしょうか。
これからもNur-switchをよろしくお願いいたします。
それではまた!
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