「精神病棟ゆるふわ観察日記」読んでみた

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精神科関係の書籍をレビューしていくコーナー!

「精神科ってどんなところ?」そんな興味にお答え出来るような作品として、こちらの書籍を紹介していきたいと思います。

「精神病棟ゆるふわ観察日記」で描かれている内容について、僕なりに解釈を交えつつ解説していきたいと思います。

病棟の造り

精神科では一般の病棟とは異なる設備が多くあります。

例えば、病棟の様々な場所に鍵が設置されており、簡単に出入りできないようになっています。

保護室という「患者さんの安全を守るための隔離部屋」の部屋があります。

刃物などの危険物は厳しく管理されています。

このような内容について図で示しながら説明しています。

実際にそれらの設備についての解説は精神科スイッチで解説をまとめていきていと思います!

是非そちらもご覧ください!

精神科スイッチはこちら

精神科で起こること

精神科の病棟では患者さんの精神状態によって日々様々なことが起こります。

この作品では自傷や抜毛、スタッフへの暴言が描かれています。

これについて僕の見解を書いてみます。

本当に起こります!!

実際に自傷はかなり起きます。

我々看護師は、患者さんが自傷をしないように出来る限り危険因子を取り除くようにしています。

しかし患者さんはそれを突破して自傷をする場合があります。

例えば、固い壁を殴り続けたり皮膚が擦り切れるまで掻きむしり続けたり、“自傷の道具”がなくても自傷を成立させる患者さんもいます。

このように、精神科では普通に考えられないようなことが実際に起こります。

ただ、どのようなことが起きているかのイメージとして、かなり印象強いマンガになっています。

精神科で出会う患者さん

精神科では、精神疾患を持っている患者さんが入院してきます。

実際に教科書などで事例として取り上げられているものを見ても、イメージがわかりにくいものも多くあります。

イラストとしてマンガで見ることで、雰囲気や変化も伝わりやすく表現されているので、精神科がどんなところかわからない学生さんにとってもわかりやすい構成になっているのです。

特に印象的なのが、吉田さんという患者さんの場面です。

(ネタバレを避けるために、内容は控えたいと思います。)

まとめ

この作品は、漫画として読んでしまえばサラッと読み切ってしまいますが、よくよく考えながら見てみると、精神科に関する多くの情報が盛り込まれています。

一度目はストーリーを楽しみながら、二度目は看護師としての目線で見てみると2回楽しめる内容です!

是非皆さんも手に取ってみてください!

それではまた!

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看護師S田さん

京都大学卒業後、とある病院で看護師として勤務しながら、看護師の知識向上のため、「ナースイッチ」を創設。日々臨床と研究を両立しながら看護に向き合っています。

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