精神科ナースから“心が疲れた方”へのメッセージ

S田の日常

なんか疲れた

なんとなくぼんやりする

ひとやすみしたい

なんて思うこと、ありますよね。

今回は精神科看護師のS田が、そんな“心が疲れた方”に送るメッセージを綴ってみます。

たまには目を閉じてもいいんだよ。

本当に嫌なことがあったとき、その現実と向き合うには時間が必要な時もあります。

もしくは

時間をかけたとしても向き合いたくない現実もあります。

時間が解決してくれるもの、そうでないもの。

人にはそれぞれ色んな人生の出来事がありますよね。

受験や試験に失敗したとき。

大切な人を失ったとき。

目の前の試練に心が折れそうなとき。

そんなときは、そっと目を閉じて、少しだけ現実を見ないようにしていてもいいのです。

コンビニで甘い物いっぱい買いこんで、家で映画を観ながら夜更かししてみたり。

少しならお酒に逃げてみるのも良いのではないでしょうか。

そんな風に現実から目を背ける時間があっても、良いのではないかと思います。

絶対に今すぐやらなきゃいけないこと以外は、一旦そっちに置いておいて、思い切ってゆっくりしてみましょう。

遠まわりをしてもいいんだよ。

何かの目標があるとき

やらなきゃいけないことがあるとき

必ず最短でやらなきゃ

ベストな選択を出し続けなきゃ

そんなプレッシャーが、みなさんの心に重くのしかかっていませんか?

実は、遠回りしても良いんです。

でも「頭ではわかっているのに!できない!!!」と感じる方も多いのが実際です。

身近な遠まわりの例でいうと「明日から頑張るから、今日はぱ~~っと遊ぶ!」なんかがあります。

そんな風に、急がず焦らずに時間を使ってみるのも、とても重要な過ごし方になります。

逃げてもいいんだよ。

辛いことがあったとき、「もう嫌だ。」という想いが頭をよぎります。

目を閉じてもダメなとき、遠回りも出来ないとき、そんなときは逃げてもいいんです。

他の道を歩けばいい。

少し別の景色を見てからまた戻ってくればいい。

どんな環境にも、逃げ道はあるはずです。

学校や仕事はたまには休んでもなんとかなります。

やりたくないことから、たまには逃げても良いかもしれません。

ただ、これは最終手段にしてくださいね。

逃げ方と逃げ道によっては人生が変わるからです。

辛い職場での仕事を辞めて転職したり、学校を辞めて他の道に行ったり、かなり大きな転機になります。

そして、時に「逃げるなりの責任」を負うことになります。

でも、あなたが人生を辞めてしまう前に、本当に辛い時にはこの選択肢が残っていることを思い出してください。

まとめ

今回は、疲れてしまった方の心がスッと軽くなるようなメッセージを伝えてみたくて、エッセイ風の文体で届けてみました。

いつも「根拠!エビデンス!」と言っている僕なので、たまには感情論を並べてみました(笑)

この内容はどれも、心が疲れ切ってしまった入院した患者さんに向けて僕が関わる中で伝えていることです。

疲れ切ってしまう前に、少しひと休みしてもう一度前を向けるよう、みなさんの役に立てたらと思います。

最後まで読んでくださってありがとうございます!

Nur-switchでは、こんな僕が心について、看護について、雑多な日常を書いています。

もしよければ他の記事も見ていってください

それではまた!

看護師S田さん

エビデンス中毒、いわゆる「エビ厨」を自称する京大出身の生意気な看護師。
「根拠に基づく看護(EBN)」の普及のためにNur-switchを設立し、論文レビュー記事から雑記ブログまで幅広く執筆。
臨床に立ちながら精力的に記事を更新中!

コメント

  1. asami10033 より:

    こんばんは!
    初めてコメントさせて頂きます。
    まさに私今その時で、文章読んでドキッとしました。
    人生いろんなことがあるものですね!
    投票見させていただいて心が少し落ち着きました。ありがとうございます♪

    • asamiさん、コメントありがとうございます!生きているといろんなことがあるので、回り道もしながら、その時々で前向きに進んでいきたいですね!これからもお役に立てるような情報を発信していくので、見ていただけると嬉しいです!

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