あいまいにしない精神科看護

あいまいにしない精神科看護

「死にたい・・・」の本当の意味 ~アイデンティティとしての希死念慮~

人は何かの困難や苦痛に追われた時、もう死んでしまいたいと考えてしまうことがあります。精神医学では“死にたい気持ち”のことを希死念慮といいます。うつ病などの疾患では、明確な理由は認識できないけれど漠然と死にたいと感じるという症状が見られるため...
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自分の感情を乗りこなす練習!DBTとは?(DBT概論)

こんにちは、精神科ナースのS田です。「どうしようもないくらいイライラする」「なぜかわからないくらい寂しくて一人で過ごすのが嫌だ」「そわそわして落ち着かないくらい不安な気持ちがある」こんな感情が沸いてきた時、みなさんはどう対処していますか?今...
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精神科で患者さんが退院したいと言ったら…

精神科に関わらず、患者さんは退院したいという思いを看護師に伝えてくることがあります。診療科では治療の経過が目に見えるので、患者さん自身が治療状況を把握しやすいのですが、精神科では患者さんの意向を反映させると患者さんの不利益に繋がってしまう場...
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患者さんへの感情移入”逆転移”とは

逆転移とは逆転移の実際の例逆転移のメリットとデメリット逆転移の対処法まとめ逆転移とは逆転移とは、看護師が患者さんに対して好意や嫌悪などの感情を抱くことを指します。詳細のメカニズムについては、フロイトの提唱した“転移”と同様であるとされていま...
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精神科で導入時に要注意な薬剤3選

こんにちは!精神科には様々な作用を持っている抗精神病薬があります。それぞれの薬剤によって特徴や注意点が異なるため、看護師は十分な知識をもって扱うことが必要です。以前の記事では配薬に注意が必要なお薬を紹介しました。“CP換算”でみる抗精神病薬...
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“CP換算”でみる抗精神病薬の強さ

抗精神病薬は様々な種類があり、心に作用するため客観的な基準がわかりにくいことがあります。この患者さんの薬って多いのかな?患者さんの薬が変更になったけど、これって増えているのかな?と迷ってしまうことが度々ありますこの記事では、抗精神病薬の強さ...
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精神科での頓服薬の使い方

精神科では、“トンプク”と呼ばれるお薬があります。日付や時間の指定がなく、症状に合わせて使用する頓服薬に関しては看護師の判断が重要な場合があります。今回は精神科の頓服薬に関して、看護師が配薬する上で必要となる基礎知識について蛍雪していきたい...
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すぐに使える!傾聴のテクニック7選!

看護学生時代から耳にタコが出来るほど言われる“傾聴”という関わりについて説明します。知識だけの一筋縄ではいかないのが臨床です。実践において「難しいなぁ」と感じる方も多いかと思います。「じゃあ傾聴って実際はどうすればいいの??」という方に、重...
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心の治療における“家族”

精神科において、看護のアセスメントから切り離せないのが家族の存在です。これは、精神症状の回復と悪化に関わっているという点で、身体科以上に配慮して情報収集しなければいけません。そこで今回は、精神科領域における家族の役割と位置づけを整理すること...
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惑わされるな!精神科によくある“俗語”

「フラッシュバックした。」みなさんは臨床の現場で、患者さんが言う心の状態について、そのまま受け取っていませんか?この記事では患者さんの発する“俗語”に着目して、根拠に基づいた臨床判断の出来るような解説を行っていきたいと思います。ちなみに今回...