看護師が解説!認知症のキホン

「認知症ってコワい」

「よく聞くけど、実際なんなの?」

そんな方のために、すごくわかりやすく認知症という病気についてまとめてみます!

基本的な知識となる概論の部分を解説するので、他にもっと詳細な知識について気になる方は是非今後もご覧ください!

認知症とは

“認知症”という言葉は、かなり普及しています。

しかし、そのイメージとしては「物忘れ」が多く、その種類や他の症状についてはあまり知られていない印象があります。

まず認知症を教科書的に言うと、

認知症とは、一度獲得した認知機能が、何らかの原因により持続的に低下し、日常生活に支障をきたす状態をいう。意識ははっきりしている場合が多く、意識障害の一種であるせん妄とは区別される。

(「ぜんぶわかる認知症の事典」より)

「なにかのきっかけで、脳の機能が低下して、日常に影響でるらしいよ~~」

と言われればパッとしませんが、認知症については現在も研究によって新しいことが解明され続けているので、まだ確立していないというのも事実です。

では老化との違いは何かというと・・・

このように、脳そのものが小さくなるか、脳のシワが大きくなり、溝が大きくなってスカスカになっていく、というイメージで十分かと思います。

認知症の種類

認知症は脳が“何かのきっかけでスカスカになってしまう病気”です。

そこで、その「きっかけ」と「スカスカの部位」によって4種類に分類されています。

きっかけとして

  1. 脳の血管が詰まって起きる 脳血管性認知症

萎縮する部位として

  1. 前のほうが小さくなる 前頭側頭葉変性症
  2. 海馬から頭頂葉が小さくなる アルツハイマー型認知症
  3. 後頭葉の血流が悪化する レビー小体型認知症

この4つの種類があります。

「アルツハイマー」という言葉はなんとなく耳にしたことがある方も多いかもしれません。

これはS田自身が出会った症例ですが

お酒を飲んで、フラフラのまま電柱にぶつかって転倒

その際に出来た脳出血が原因で若くして脳血管性認知症を発症

という場合もあります。

そのため、「高齢者の病気」とは言い切れないところがあります。

誰にでも可能性はある、コワい病気です。

認知症の症状

認知症の症状としては、メインとなる症状と、人によってまちまちなサブの症状があります。

そこで、メインとなる症状を中核症状、サブとなる症状を周辺症状(BPSD:behavioral and phychological symptoms of dementia )として区別しています。

それぞれについては下のようになります。

とたくさん言われても、パッとすぐにわからない内容が多いかと思います。

周辺症状として「不安・焦燥」や「妄想」も症状に入っているので、それぞれのケースで症状が多様であることがわかります。

つまり今回の記事で理解してほしいのは、この症状の多さです。

色んな症状があり、4種類の認知症によってその症状の割合も変わります。

詳しい説明については今後追って紹介していきたいと思います。

まとめ

今回は、認知症について本当に基本的な内容について紹介させていただきました。

医療従事者以外にもお届け出来るようにあえて抽象化した表現が多かったので、医療従事者の方には少し物足りなかったかもしれません。

看護師向けの疾患の詳細やアセスメントのポイントなどは今後更新します!

認知症については幅広い情報があるので、今後かいつまんでわかりやすく説明出来ればと思います。

認知症スイッチでは他にも様々な情報を更新しています。

是非そちらもご覧ください!

それではまた!

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参考書籍

ぜんぶわかる認知症の事典 河野和彦

看護師S田さん
看護師S田さん

京都大学卒業後、とある病院で看護師として勤務しながら、看護師の知識向上のため、「ナースイッチ」を創設。日々臨床と研究を両立しながら看護に向き合っています。

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